2010年 12月 31日
ウソのようなホントの試合…② |
25日の準々決勝は、
わざわざ埼玉の熊谷まで駆け付けたのに、
全てのゴールを見逃してしまったワタクシ。
準決勝は目ん玉を見開いてその戦いを見届けようと
テンション高めに国立競技場に足を運んできました。
元日の決勝をかけた鹿島との一戦。
年の瀬の穏やかな太陽が降り注ぐ好天の中、
聖地国立の雰囲気はとっても良かったです。
もう少し観客動員はあるかな…と思ったけれど、
スタジアム内にはフットボールの空気が充満して
それだけで、好ゲームが期待できる予感…。
うーむ、百戦錬磨の鹿島は決して簡単な相手ではないですが、
来シーズンJ2の厳しい戦いが待っているトーキョーさんには
何とか決勝まで残ってインパクトを残してほしい…。
自分たちのサッカーを貫けるわけではなく、
何かと相手に合わせてしまいがちなトーキョーさん。
不甲斐なかった準々決勝とは打って変わって、
この日は決勝進出への強い意欲が伝わってくる
とてもイイ戦いをしていたと思います。
そんな中、あの男が物凄い強烈なインパクトを残す…。
その男、ソウタ・ヒラヤマ…。
鈴木達也が左から上げたクロスを
ワンステップでバイシクル気味にズドン!!
日本人では彼にしかできない一撃…。
これがあるから彼とは「サヨナラ」できない…。
散々愛想をつかして、別れを決意しているのに、
最後の一言が優しすぎてなかなか離れられない
腐れ縁の恋人のよう…。
「アイツはもうダメだ…」
「その伸びしろはもう残っていない…」
「覇気のないプレーにはうんざり…」
そう思っていると、必ず忘れた頃にやってくる…。
ガツンと金属バットで頭を殴られたような衝撃…。
そして国立のヒラヤマ…。
■5人抜きドリブルゴールの国立…
■ライバルヴェルディ戦でハットトリックの国立…
■ナビスコ決勝でのハンマーヘッドの国立…
彼はトーキョーファンにとっては
語り草になるようなプレーを国立で数多く残しているんですね…。
こりゃ、もしかしたらもしかするな…なんてほくそ笑んでおりました…。
ちょっと気になったのは、鹿島の元気の無さ…。
うーむ、選手のプレーにはキレが見られないし、
ゴール裏のサポーターからも
あの頃のような迫力が伝わってこない…。
それでも、そこは経験豊かな鹿島…。
ちゃんと帳尻を合わせてくるんですね…。
後半、大迫のヘッドで同点に追い付かれると、
延長後半ロスタイムに迎えたあの瞬間…。
途中から10人で死力を尽くしてきた
トーキョーさんには辛すぎる仕打ち…。
サッカーの神はどこまで残酷なんだ…。
元日の国立…。
J2なのにACL出場…。
はかない希望は夢と消えました…。
こうして苦しかったトーキョーさんの
2010年のシーズンは幕を閉じました。
うむ、最後の最後でトーキョーさんは
熱い試合を見せてくれたと思います。
これから移籍などもあり、
このメンバーで戦うコトはもうないかもしれないけれど、
また来シーズンもトーキョーさんを応援するぞと
思わせてくれる試合でした…。
はぁ、それでも決勝には行きたかった…。
あっ、いろんなところで、
『ワタクシ、今季トーキョーさんの勝ち試合を
1試合も目にしていない…』
なんて吹聴してきましたが、いやいや、
ちゃんと数試合、勝ちをプレゼントしてくれていました。
ご報告までに…。
12月29日@国立
FC東京1-2鹿島 (東)平山 (鹿)大迫、興梠
by el_senzaki
| 2010-12-31 02:16
| FC東京