2008年 07月 15日
『陰日向に咲く』 |
↑そろそろDVDが発売される頃なので、
「今さら?」って感じなのですが、
歌舞伎町の映画館で上映が続いており、
たまたま招待券が手元にあったので、
「せっかくだから…」と仕事帰りに見てきました。
言わずと知れた劇団ひとりさんの小説を
映画化した作品です。
しばらく前ではありますが、
この小説、かなり話題になりましたよね。
ボクも職場の先輩に借りて読んだ時に
「この人は、マジでヤバイ…天才だ…」と
強烈な衝撃を受けたのを覚えています。
もともとボクは、人間観察の鋭さが軸になっている
劇団ひとりさんの笑いが大好きなんですね。
この作品には、人の「不器用さ」や「物悲しさ」が満載で、
登場人物は皆、どうも冴えない人ばかりなんです。
だけど、ドコか憎めない部分があって…みたいな。
出てくる人は皆、「人」が好きなんです。
微妙なキャラだけど、しっかり人と人が繋がっていて、
絶えず誰かが自分のコトを見てくれている…。
「ひとりじゃない…」というコピーには納得できます。
そんな安心感が、何とも温かい気持ちを呼び起こしてくれる
とてもハートフルな小説という印象がありました。
が、果たして映画の方は…。
うーむ…。
「多くは語るまい…」というコトにしておきましょう…(苦笑)
期待値が高かったというのもあるとは思いますが、
小説を読んだ時のようなポジティブな印象はありませんでした。
映像にしにくい類の作品だったのかもしれませんね。
前回の「クライマーズ・ハイ」もそうでしたが、
やっぱり原作を読んじゃうと、そのインパクトには…。
実は昨日、ウチの母親も映画館に
この作品を見に行ったみたいなんですね…。
「ちょっと話がわからなかった部分がある…」
と言っていたので、小説を買ってあげました。
今日は7月15日。オカンの五十数回目の誕生日。
誕生日プレゼントにちょうど良かった…。
P.S.久しぶりに歌舞伎町に行ったので
映画を見た後、↑で舌鼓…。
やっぱり、「屯ちん」はボクの青春の味です…(笑)
by el_senzaki
| 2008-07-15 15:07
| 映画見てきました…